人間関係という悩みを解消するヒント 第3回 スペシャリスト女子会「コミュニケーションカードで仲間づくり〜みんなのキラキラ個性を見つけよう」

自分の「スペシャル」をみつけることは、ときに難しさを伴うものです。

好きなことをしていても人の役に立てているのかわからない場合もありますし、逆に気に留めず無意識に続けていることが、その人の強みになっていたりする。「これだ!」と思えても、自信を持てないまま小さな壁にぶつかると諦めてしまいがちです。

そもそも自分はどんな人なのか。いくつになってもつきまとう問題です。自分の弱さも強みも思い込んでいるだけなのかも……という疑問から本当は長所も否定してしまっているのかもしれません。

そして、社会と繋がる上で避けて通れないのが対人関係。例えば同僚。「仕事では同じ目標を持っているはずなのに、なぜよい関係を築けないなのだろうか」「あの人が苦手」「どうしてこの人はいつも私につっけんどんなのか」「あの上司の前に出ると委縮してうまく伝えられない」……などの悩みはつきものです。

今回の「スペシャリスト女子会」ではそのような問題を解決するヒントを盛り込みました。
「コミュニケーションカード」を使い、自己紹介をしながら、自分と相手を理解するというワークショップです。
講師は、アナウンサーでコミュニケーションアドバイザーの株式会社岡田プランニング代表取締役岡田友子さん。
第3回スペシャリスト女子会

まず、アイスブレークとして紙に円と線を描きます。同じテーブルの参加者みんなそれぞれ、円の大きさや線の長さ、配置がみんな違うのですね。同じテーマに興味を持って参加した人達なのにこれだけ個人によって違いがあることに気づかされた瞬間です。
一人一人に手渡されたカードには、人の性格や行動の傾向を表す言葉がほのぼのとしたイラストとともに描かれていて、
二人一組になり、各自、自分を表すカードを13枚選びます。そのカードを相手に見せながら、自己紹介します。
カードの絵は4色に分かれていて、それぞれに意味があるものでした。コントローラーなのか、分析家なのかなど、選んだものが多い色で自分の傾向がわかります。その傾向の違いによる相性までもわかるカードなのでした。

次は(こうはなりたくない、こういう自分は嫌だと思う)「ネガティブ」なカード5を枚選択します。実はここに隠されている意味が重要なのです。

 

「ネガティブ」に捉えていることを、「ポジティブ」に捉え直してみることを教えてもらいます。
最後に、ペアになった相手について感じた良い点やもっと良くなる点をカードを添えて交換し合います。

参加者お一人お一人からは、
・とても深いところをついてきたり、自分では欠点だと思っていて抑圧していたことを認めてもらえて涙が出そうになった。
・自分で否定的にとらえていた気質が夫の性格にあてはまっていて、夫とはうまく補い合う関係だったことに気づいた。
・ネガティブだと思っていたことをポジティブにとらえることで、見方が変わった。
・自分一人で考えていると自分の中で完結してしまうが、人にフィードバックしてもらえることで新たな視点を得ることができた。
・今回コミュニケーションカードでうまく自分を開示できなかった。仕事柄、いつもは自分を見せないようにしていることに気づかされた。
などの感想をいただきました。

私自身も、苦手な仕事にぶつかったとき、断る勇気がなかった自分を責めていましたが、この講座を受けて、そんな自分でも受け入れる気持ちになりました。

コミュニケーションカードでお互いを知ることで、個々の違いを認めることが促されたと思います。相性が悪いと思っている人を違う角度で捉えてまずは自分から受け入れてみる。心の中で握手ができるようになれるのです。

「自信」は自分で自分を認める、受け入れることで静かに根付き、芯のようなものになっていくのかと思います。
自分に対しての認識を新たにすることで、一歩前に進めると思えたのでした。

 

当日のお菓子は郡山市並木の「アリス」の洋菓子でした♡


毎回提供するお菓子を考えるのもWPSの楽しみです。