思いを大きな力に変える方法を学ぶ 第12回 スペシャリスト女子会「コミュニティ・オーガナイジング 体験ワークショップ」

今回は「コミュニティ・オーガナイジング」を体験するワークショップを実施しました!

「コミュニティ・オーガナイジング」とは……「スイミー」(小さな魚たちが力を合わせて大きな魚を追い払う物語)をイメージするとわかりやすいと、説明してくださった講師の「コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン」理事、松澤桂子さん。

第12回スペシャリスト女子会 松澤さん第12回スペシャリスト女子会 コミュニティ

弱者の声を社会に届けたる取り組みの方法として、20世紀はじめからアメリカから広がり、世界中で開発や社会起業に関わる人たち、地域の問題改善に取り組む人たちに用いられてきました。

・何かを始めてみたい

・何かを動かしたい

・何かを変えたい

そんな思いを持ったとき・・・・自分一人ではなく、同じ価値観を持った人たちとチームを組み、課題を解決する手法です。

コミュニティ・オーガナイジングを学び、自分の思いから一歩き出し、
孤独な子育て環境から救う活動を始めた女性や、町の成人式を夏から冬へ変えた青年の話も紹介してくださいました。
東日本大震災の復興支援をおこなうNPOもこのコミュニティ オーガナイジングを学んでいます。

印象的だったのは、
戦略だけ長けていても、人はついてこないのという例。他の人の心に届くように自分の思いを発信することで、共感を得られ、ストーリーの共有ができます。同じ目的を持つチームは目的を達成することができるようになります。

後半は、共有するための手法(パブリック・ナラティブ)についてワークショップを行いました。

ペアになり、自分がなぜこれをやろうと思ったか、それを行動に移すことに至った背景、選択、価値観を伝えるための「ストーリー・オブ・セルフ」をまとめ、2分で互いに伝え、講評します。

誰にでも、そこまでに至るストーリーがあり、選択してきた結果があり、何かしらを乗り越えてきた体験があるといいます。

そのストーリーには、一人一人にきっかけがあり、行動に移した経緯があるのです。

今回は、目標を持ったとき、協力できる仲間と共にするための思いの伝え方について、体験学習しました。

目標に向けて意欲を持ち続け、問題を調整し解決し、自発的にかつ有効に行動してゆくための方法としてのコミュニティ・オーガナイジング。

今回は入門編でしたが、もっと知りたい、学びたいという方のために、

9月24日(土)、25(日)(9:00~19:00)に 福島コトひらく(郡山市富久山町)で2日間のワークショップがありますので、ぜひご参加ください。

※コミュニティ・オーガナイジングについては、特定非営利活動法人

Community Organizing Japanのウェブサイトをご参照ください。

http://communityorganizing.jp/

 

(今回の地元の美味しいお菓子シリーズは、フルラージュの『ふくしまかりんとうラスク』

飲み物は、フレーバーウォーターと水出し緑茶でした。)

第12回スペシャリスト女子会 お茶とお菓子

(今回のフレーバーウォーターは、ピーチフレーバー。1リッターの水に対して、小ぶりの桃1個、大葉1枚、ズッキーニふた切れ、アイスプラント1枚、レモン果汁数滴。桃以外はお好みでアレンジしてくださいね。)