「自分史」を通して価値を見いだす 第2回 スペシャリスト女子会「自分のスペシャルを見つけよう」
自分史活用アドバイザーで、ライターとして活躍されている、武田悦江さんを講師に迎え、自分史の手法を用いて自分の強みを見つけるワークショップを行いました。
自分の過去を振り返る作業と聞いて、カッコ悪かったり、情けなく残念な思い出が山のようにある私は少し身構えてしまいましたが、
武田さんから、
・今日のできごとを外に持ち出さない。
・話したくないことは、話さない。
というルールの説明があり、安堵。
そうか、無理しなくていいんですね。
テーブルでの自己紹介のあと、作業に取り組みます。
幼児時代、小中高、大学時代、大人になってから今まででの生活の中で思い出すエピソードを付箋に書き出し、その時の感情や今の自分からの解釈を手順に沿って書き足していきます。
ここで、過去の出来事に対して今の自分がどう思っているかを隣の人に話す時間がありました。相手がお話ししている間は聞くだけに徹します。
(お互いに、興味深いお話に質問項目が山のように浮かんでいることでしょう)
ちなみに講師の武田さんは小1の時に体育のプールの時間に自分だけビキニを着ていたエピソードを披露されました。会場が笑いに包まれ、緊張がほぐれます。
そのお話に触発され私も小学校の卒業式でハズシた服装で出席した過去を思い出しました。それも今日の私が形成された一つのピースなんですよね……。
付箋に書いて行ったエピソードをグループ分けし話し合い、共有しながら個人個人でまとめてゆきます。
ポジティブなタイトルをつけるのがポイントです。
その作業によってこれまで歩んできた道を肯定できるようになることが狙いです。
最後に参加者一人一人、「自分史」を通じて感じた「強み」の発表に移りました。
みなさん、それぞれに核心をついていて、自分のことをとても客観的に見ていらっしゃいます。
「これまで自分は○○だと思っていたのに、実はーー」という方も。自分史は再発見のツールなのだなと思いました。
過去を振り向くのは良くない、仕方がないと言われがちですが、時には過去の自分に力を貰えることもあるのですね。捨てたものではない自分。
第3回のスペシャリスト女子会も、「再発見」「解決」のアシストになる内容で開催します。
(次回は2015年9月24日「コミュニケーションカードで仲間づくり」)
おいしいお菓子とコーヒー・お茶を用意してお待ちしています。